〜防災協働社会の実現にむけて〜　
理事長 吉澤 実

日頃から特定非営利活動法人富山県防災士会の活動に深いご理解と、多大なるご支援を賜り深く感謝申し上げます。
令和６年１月１日の能登半島地震の爪痕が未だに残るなかで、県内自治体や行政機関を中心に懸命に復旧・復興に向けた事業が展開されています。
また、富山県内では、防災・減災に関する気運がこれまで以上に高まっていることから、富山県をはじめ県内自治体では、一層の防災士の育成や指定避難所に環境整備(いわゆるTKBS：トイレ・キッチン・ベッド・シャワーの整備)等に、力を注ぐこととされています。本会としても、この機会を捉えて、これまで以上に本会の各種事業を推進するよう努めて参ります。

さて、富山県防災士会は、平時には地域防災力の向上、災害時には支援活動に取り組む防災士や防災士の活動に賛同する一般市民への支援を通じて、県民の皆さんが安心して暮らせる社会の実現に寄与することを目的としています。
この目的達成のために、行政や関係機関と一層密接な連携を図りながら、「住民が自助・共助の推進に向け、地区内での防災意識啓発活動を継続することにより策定される地区防災計画」の策定に向けた支援活動を重点に置きたいと考えています。
併せて、これまで同様、地域防災活動のリーダーにふさわしい防災知識や技能の研鑽に励むとともに、学校教育における防災・減災支援事業の実施や、防災・減災のために活動する団体への防災講座・防災講演会等の実施による支援事業を行ってまいります。

今日まで、多くの会員の皆様や関係機関のご尽力に支えられていただいたことに深く感謝申し上げ、引き続き本会の目指す防災協働社会づくりが達成できますよう、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。