当会会員向け行事の一環として、平成30年度立山カルデラの現地見学会を行いました。
この見学会は平成25年度から企画していますが、毎年天候に左右され中止となり、やむなく県内
防災施設や県外の施設見学に切り替えて実施してきました。
8月23日はダブル台風が日本に接近中ではありましたが、この日は好天に恵まれ立山カルデラの
現地見学会をようやく実現しました。
160年前の跡津川断層により立山カルデラ内で発生した大鳶、小鳶崩れとその後の富山平野を
襲った2回の土石流は、今後とも富山平野の防災では欠かすことのできない出来事です。
終わりのない砂防工事、この度の見学を通して、私たちの想像をはるかに超えた砂防工事が行われており、これによって富山平野の平穏な今日があるのだということを再認識したところです。
主な見学 博物館見学
本宮えん堤(国指定重要文化財 車窓見学)
跡津川断層(跡津川断層 真川大露頭 車窓見学)
六九谷展望台(カルデラ内部の展望 鳶崩れと多枝原の形成)
泥谷えん堤(国指定重要文化財、階段式えん堤群 )
立山温泉跡地(安政大地震被災者供養塔、浴槽跡)
天涯の橋(湯川に架かるつり橋)
どじょう池 (当時、湯川を堰き止めた池の一部)
白岩砂防えん堤(国指定重要文化財 高さ日本一)
天蓋の湯 (足湯を楽しむ)
水谷平 水谷事務所(水谷の滝、柱状節理、ドロノキ)
トロッコ乗車 (1時間45分の乗車 38のスイッチバック)